イングリッシュコッカースパニエルの歴史

 

イングリッシュコッカースパニエルの愛称は「インギー」なので、以下インギーとして綴ります。

この犬種の歴史を語る上で最初にランドスパニエルとウォータースパニエルについてお伝えします。

スペイン系の猟犬であり、陸鳥猟に使われたのがランドスパニエルで、水上・水中の作業に使われたのがウォータースパニエルです。

１０世紀にスペインからイギリスへ渡ったランドスパニエルがインギーの先祖犬と考えられています。

もともとはインギーとイングリッシュスプリンガースパニエルは同じ犬種とされていました。

しかし大きさの違いから猟での役割が違い、１８００年代後半に別犬種とされました。

その後アメリカへ渡り人気を改良されることになります。

本来のインギーよりも被毛がウェーブで装飾度が増し、サイズを小さく愛玩度を高めた犬がのちのアメリカンコッカースパニエルになります。

ブログ「アメリカンコッカースパニエルを知る」でご覧いただいたイラストです。

 

アメリカ以外の国では「コッカースパニエル 」と言えばインギーを指します。

 

 

インギーの概要

 

体高：３８〜４１㎝

体重：１３〜１５kg

原産国：イギリス

特徴：たれ耳でがっしりした体格。

 

 

アルジャンのオリジナルイラストでインギーをご紹介

 

※画像をクリックで詳細ページへ移動します。

 

うちの子み〜つけた！ステッカーイラスト

 

 

 

見てまステッカーイラスト

 

 

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インギーの性格

 

明るい性格で遊び好きで体力がある。

 

 

インギーのかかりやすい病気

 

【脱関節形成不全】

膝関節の異常で脱臼しやすくなる。

 

【進行性網膜萎縮症】

インギーの遺伝子的な病気であり目の病気。

 

 

インギーの寿命

 

１２〜１５歳

 

 

インギーの価格

 

３０〜５０万円

 

 

 

日本でのインギー

 

２０２０年国内登録数は ４６４頭で３２位です。

 

運動量を多く必要としますので、散歩は長めにすることができれば、賢くしつけが入りやすい犬種なので飼いやすいです。

ただし先天性激怒症候群の発症が多い犬種なので、その症状と対処方法を学ぶ必要があります。

※先天性激怒症候群とは突然起こる脳の病気であり、突然攻撃的になることです。

 

 

まとめ

 

スペインのランドスパニエルが先祖犬と考えられていること。

元はインギーとスプリンガースパニエルは同じ犬種扱いだったこと。

イギリスからアメリカに渡り、小型化および愛玩度を高めた犬種がアメリカンコッカースパニエルになったこと。

先天性激怒症候群の発症が起こりやすい犬種であるが、基本は賢くしつけやすい犬種であること。

 

以上を知っただけで犬知識UP!ですよ。