犬・猫・イラスト デザインステッカー アルジャン の制作者です。

今回の記事は、ブログ「アルジャンの犬イラスト誕生の秘話」の続きです。

 

四苦八苦して商品化

 

安物買いの銭失い

 

イラストは描けますが、そのイラスト使ってステッカー・シールを作る術を知りませんでした。

とりあえずネットで機材を検索。

 

いくつかのメーカーがヒット。

そしてその金額に仰天 ！(◎_◎;)

 

とりあえずあるメーカーのものをチョイス。

知らないメーカーだったのですが、他のメーカーのものよりはお安め！

 

扱い方に癖が強く、使いはじめはかなり悩みましたが、なんとか使いこなせるようになりました。

 

卸業が増えてきた後は新型タイプが登場する度に、少しだけでも使いやすくなってきただろうと思い、初期モデルから次期モデル、最新モデルと続けて買い続けてきました。

よくよく考えたら、お安めの金額を３台購入したのですから、ハイパフォーマンスマシンが買えたことに・・・

 

結果は最新版でも、さほど使い勝手はよくなかったです^^;

 

まさしく「安物買いの銭失い」を体験しました（汗）

 

素材選びがうまくいかない

 

シールはなんとかなっても、ステッカーは簡単にいかない。

シール素材を使い、ステッカーにはその素材にラミネートを圧着する。

 

ラミネートは専門業者さんへ依頼。

強いラミネートを使い、とりあえずはステッカーは出来ました。

 

しかし安心したのも束の間。

問題が発生しました。

 

耐久性がない

 

ステッカーに求められる要素に耐久性があります。

たとえデザインがよくても、耐久性がなさすぎると問題です。

 

もちろん自作ステッカーは耐久テストをします。

そういっても３年間様子を見る訳にはまいりません^^;

 

ラミネートの耐久性はメーカー公表値で３年ほど。

しかし一部ではありますが、端っこ部分からラミネートが剥がれてくることがありました。

 

アルジャンの実験用の車は屋内ガレージに保管なので、変わらず保っています。

しかし屋外駐車場だと剥がれる場合があったのです。

 

全てではありませんでした。

それは身近な人も屋外保管ですが、こちらは保っています。

 

ケースバイケースです。

でも、それでは困ります。

 

あるお客様からは「数カ月で端っこがめくれてきたのですが、このようなものですか？」と相談されることがあり、慌てました。

粘着が強いラミネートを使っているのになぜ？

 

素材メーカーに事情を話しましたが、前例がないという返事で困惑していました。

しかしこのままでは困りますので、いろいろと調べてもらいました。

 

しばらくして要因が判明。

 

ステッカー素材とラミネート素材の相性

 

当初のアルジャンの商品は、ステッカー素材がPETで、ラミネートが塩ビ。

 

粘着が強い素材を使ってもそれぞれの素材の違いにより、剥がれやすくなっていたのです。

 

太陽熱を帯びると片方が伸びる。

そしてもう片方は伸びない。

熱以外に湿度の高低も関係している。

 

これこそが剥がれやすくなる原因でした。

地域による天候の温度と湿度が、伸びる要素と一致したことにより、剥がれが生じたのでした。

 

改善方法

 

改善方法はひとつだけ。

同じ素材にすることです。

 

どうせ素材を変えるならば、根本的に改善して強い商品を作ろう！

 

まずは溶剤大型プリンターから仕入れました。

はい。お車が新車で買えちゃう金額です（汗）

 

そして肝心要なステッカー用紙とラミネートの素材を統一。

カットマシンもハイパフォーマンスモデルを購入！

それによって綺麗で強いステッカーが作れるようになりました。

 

本当に四苦八苦した日々でしたが、よい商品が作れてホッとしています。

改善前にご購入くださったお客様に、是非とも再度ご購入して違いを味わっていただきたいです。

 

ステッカーを手にとった瞬間に、違いが分かります！

 

ステッカー・シールの商品（フレンチブルドッグ・パイド）をご紹介

 

サンプル例はフレンチブルドッグ（毛色 パイド）で統一。

まずはシールです。

 

楽天市場をはじめ、各販売サイトで販売中

 

そしてステッカーがこちら。

 

 

ステッカー・シール共に絵柄に沿ってカットしています。

※オフセット付

 

現在ではステッカー・シールだけでなく、イラスト入りトートバッグも販売しています。

トートバッグのことはまたあらためてご紹介しますね。