怖いイメージが定着している犬種はかわいそう

 

筆者はアルジャンでデザインから制作を担当しています。

つまり、アルジャンの犬・猫のイラストは筆者が描いています。

 

小型犬から超大型犬まで１７０犬種を描きました。

 

犬種によっては怖いイメージが先行した犬種が多々ありますよね。

 

ちなみにアルジャンの看板犬の２頭はともに危険であり、怖いイメージが先行しています。

 

看板犬１号は「甲斐犬」であり、２号はブリータイプですが「ピットブル」です。

以下ピット。

 

イメージとしては凶暴で咬む、強い＝「危険な犬」のレッテルを張られてしまいます。

 

とても残念なことです。

 

そして現実の話ですが、例えばドッグランへ行った際に

 

「甲斐犬？ピットブル？？」という先入観から、

 

愛犬をあからさまに抱っこして警戒されたこともあります。

 

 

しかし看板犬１号、２号とも温和な性格ですよ。

 

２号のピットはチワワ に鼻を咬まれたことがあります。

 

咬まれた直後、筆者の方を見て

 

「咬まれましたけど・・・。」と寂しそうな顔をしたことがあります。

 

飼い主としてはとても不憫に思えました。

 

 

確かにピットは世界中で最も危険で、

 

「人を咬み殺した」回数はダントツに多いです。

 

それは否定しません。

 

でもピット自体はとても飼い主に忠実であり、

 

 

例え闘犬であっても

 

飼い主が「STOP」と指示を出せば闘いをやめる犬種なのは

 

ご存知ですか？

 

 

 

同じく甲斐犬も気が強い猟犬のイメージが先行していますが、

 

やはり飼い主に忠実な立派な和犬です。

 

 

ようは反社会的勢力の方が

 

「自分と同じく、飼っている犬も強い！」を強調したため、

 

 

怖くて危険な犬のレッテルが張られてしまったのです。

 

 

他にもロットワイラーやドーベルマンなども同じくかわいそうなレッテルを張られています。

 

 

特にドーベルマンは反社会勢力の庭で

 

番犬をしているイメージが強いですよね。

 

 

でも実際は甘えん坊な性格なのはご存知ですか？

 

 

今回のブログでは筆者が描いたイラストの意味を

 

中心にお伝えいたします。

 

 

凶暴な犬のイメージだと、その犬種のグッズは売れるかもしれない

 

お問い合わせの中には「ガウガウ犬」のイラストで、

 

ステッカーを作って欲しいと

 

おっしゃられたことはあります。

 

 

「ガウガウ犬」とは歯をむき出しにして、

 

威嚇するようなイラストを指します。

 

 

でも筆者はどうしてもそれが描けない。

 

実際に描くことは可能ですが、描きたくないのです。

 

 

筆者は「うちの子み〜つけた！」犬種別イラストから描きはじめ、

 

ご要望があれば「見てまステッカー」「スーパーワンステッカー」の

 

イラストへと進みます。

 

 

 

描く前に描く犬種の起源から

 

性格に至るまで調べ上げます。

 

 

もちろんテリア系は気が強いなどそれぞれの特性はありますが、

 

気が強い中にも服従心が強いなどの特性があります。

 

 

 

どの犬種も「犬」です。

 

オオカミではありません。

 

 

人に服従する性質は残っているのです。

 

 

そこで飼い主に甘えたようなイメージを考えて、

 

かっこかわいいイメージで描いています。

 

 

 

例えばボルドーマスティフです。

 

超大型犬であり、闘犬の血筋です。

 

でもアルジャンではこのように優しめに描いています。

 

 

 

 

日本ではピットの登録数が少なめなので、

 

「ドーベルマン」の方が危険なイメージでしょうか？

 

 

ドーベルマンを描く時は

 

かっこかわいいのイメージを重視して完成しました。

 

 

本当はすごく甘えん坊な犬種ですよ。

 

 

怖がらないでくださいね。

 

 

 

そしてドーベルマンはアルジャンで

 

売れている犬種のひとつであり、

 

お客様からのご要望により、

 

大人気シリーズ「見てまステッカー」イラストを

 

制作しました。

 

 

まさにかわいいですよね！

 

 

そして甘えた表情も表現できています。

 

立ち耳タイプだけでなく、

 

たれ耳タイプもご用意しています。

 

 

 

次はピットブルをご紹介します。

 

 

断耳したタイプの「立ち耳」タイプもあります。

 

今は断耳する獣医師は少ないですね。

 

闘犬の場合は耳を喰いちぎられることを想定して、

 

断耳していました。

 

しかし現在は愛護法により

 

基本してはならないのです。

 

 

 

またブリータイプは一般的に「アメリカンブリー 」と称されます。

 

筋肉ムキムキな体型が魅力です。

 

 

アルジャンの看板犬２号はこのタイプです。

 

見た目はゴツいですが、

 

とてもフレンドリーです。

 

 

 

さてココでもお客様からピットの

 

「見てまステッカー」イラストのご要望がありました。

 

 

 

 

はい！めっちゃかわいいピットブルの出来上がりです。

 

さらにご要望があり、スーパーワンイラストも制作しました。

 

 

その犬種が持っている優しさとかわいさを追求することが、

 

筆者の努めと思っています。

 

 

 

うちの子み〜つけた！イラストは

 

少しかっこ良さげを強調しましたが、

 

見てまステッカーイラストやスーパーワンイラストは、

 

ピットが持つ最大限のかわいさを表現したのです。

 

 

お好みがあり、やはり強い犬種だから

 

「ガウガウ犬」イラストをお好みになられる方もいらっしゃいますが、

 

怖いイメージの犬種は他社さんで怖いイメージで

 

描かれたステッカーは販売されていますので、

 

そちらでお買い求めされることをお勧めいたします。

 

 

 

 

アルジャンはかわいいが最優先

 

犬猫の飼い方は人それぞれですね。

 

番犬として飼われる方もいらっしゃれば、

 

完全な家庭犬として飼う。

 

中には本当に猟犬として飼うもあるでしょう。

 

 

 

アルジャンのイラストは

 

基本「家庭で飼う犬」を強く

 

イメージしているとお考えください。

 

 

筆者が子供の頃から犬猫、小動物や鳥類とずっとペットと一緒に

 

暮らしてきた結果だと思います。

 

 

愛犬、愛猫は家庭で飼う、

 

言い換えれば家族として

 

一緒に暮らす方向けのイラストです。

 

その点をご理解賜りたく、今回は筆者の思いをお伝えしました。